友達の妹が俺にだけウザい 感想
どうも、りゃおです
『友達の妹が俺にだけウザい』の感想です
おっぱいの大きな(重要)友達の妹がメインヒロインのドタバタラブコメですね
あらすじ
ウザかわJKが(頼んでないのに)寄ってくる!
悶絶必至のいちゃウザ青春ラブコメ!!
馴れ合い無用、彼女不要、友達は真に価値ある1人だけ。青春の一切を「非効率」と切って捨てる俺・大星明照の部屋に入り浸るやつがいる。妹でも友達でもない。ウザさ極まる面倒な後輩。親友の妹、小日向彩羽。
「セーンパイ、デートしよーーっ! ……とか言われると思いましたー?」
血管にエナジードリンクが流れてそうなコイツは、ベッドを占拠したり、寸止め色仕掛けをしてきたりと、やたらと俺にウザ絡みしてきやがる。なのに、どいつもこいつも羨ましそうに見てくるのはどういうワケだ? と思ったら彩羽のやつ、外では明るく清楚な優等生として大人気らしい。
おいおい……だったら、どうしてお前は俺にだけウザいんだよ。
感想
(自称)平均的な男子生徒であり効率厨である主人公が、「嫌がらせをするより素直に好意を伝えた方が効率的。故に好きな相手には意地悪をしたくなるなど都市伝説である」という理論を徹底
友達の妹である彩羽のウザ絡みや、偽カップルを演じることになった相手の真白の態度を「俺の周りの女はことごとく俺のことが嫌いだ」と、鈍感系極まる結論に結びつけてしまいます
おっぱい押し付けられて、「そこまで俺のことが大嫌いなのか」ってなんでそうなる!(笑)
そんなあまりにも拗らせすぎている主人公・アキですが、効率厨と自称している割には人一倍お節介なかっこいい一面もあります
真白の問題に対して、理由については追求せずに協力を約束するところは男前でした。
アキの周囲のキャラクター、彩羽、真白、5階同盟のメンツ皆のキャラが立っていて、それぞれ分かりやすい個性なのは良いです
アキの親友であるオズは少しキャラが弱いかなとも思いましたが、主人公であるアキとその親友であるオズが互いに鈍感系主人公体質なのは新鮮でおもしろいです
ただ、登場人物それぞれのキャラがなまじ深掘りされているせいでメインヒロインであるはずの彩羽が「ウザ絡みしてくる後輩」という印象しか残らなかった感があります
一応彩羽がアキに好意を寄せる理由もちゃんと説明されているのですが、どちらかというと真白の方がメインにストーリーが進んでいくのでおまけ感が・・・
とはいえクライマックスは大活躍でした
「三下」の啖呵はスカッとしました
勧善懲悪ってシンプルながらもカタルシスとしては効果的ですね
彼女がアキの部屋に入り浸る理由についても意外性があったのでよかったです
せっかくの魅力的なキャラなので、1巻目であると割り切って他のキャラクターの説明量を減らして彩羽に焦点を当てる量を増やしてもよかったかなと
各章の登場人物ごとに話題があっちこっちに散ってしまい、「アキはお節介な優しいやつ」ということ以外はいまいち印象に残りづらかったのがもったいないなと思いました
要所要所の言葉選びは面白いものが多くて楽しめました
真白の「汚い口で名前を呼ばないで。神格が落ちる」とかいいですね
美少女に言われてみたい
あと「性欲パリピモンスター」って語感が好きです(笑)
というかこの社長が一番キャラ立ってたかもしれない(笑)
まだまだ各キャラの背景で説明されていない点があるので続巻の行き先に期待です
ヒキにぶん投げられた爆弾もかなりデカいので面白い展開になりそうです
ってまた真白メインになりそうじゃないっすか!
頑張れ彩羽