日々ラノベを読む珈琲好き

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弱キャラ友崎くん Lv.6 感想

弱キャラ友崎くん Lv.6 (ガガガ文庫)

弱キャラ友崎くん Lv.6 (ガガガ文庫)

 

 どうも、りゃおです

 『弱キャラ友崎くん Lv.6』です

いっきにラブコメ度がぶち上ってきましたよ!

 あらすじ

文化祭目前、さまざまな思いが錯綜し――。

たまちゃんの問題がいったん解決し、文化祭を目前に控えた11月。

俺、友崎文也は日南との会議を再開し、また課題にとりくむ日々を送っている。
文化祭に積極的に関わりながら、集団での立ち位置を確立していくのがこれからの目標だ。

そんなとき、日南が俺に尋ねる。

「――あなたは、誰が好きなの?」

それは、俺がひたすら保留にしてきたこと。
「三年に進級するまでに彼女をつくる」という目標に向けて、避けては通れない問い。

日南は言う。誰を選ぶのかと。

けど、俺に誰かを選ぶ権利なんてあるのだろうか?
成長してきた実感はあるけれど、それでも、心の奥底で俺の弱キャラ精神が言うのだ。

――選ばれるはずのない俺が、誰かを選ぶなんておこがましい、と。

各賞総ナメの大ヒット人生攻略ラブコメ、待望の第6巻登場!

感想

みみみの大攻勢

みみみーーー!!!!

って感じでしたね

思ったよりも早く攻勢に出てきました

 

まあ、あんだけ友崎くんの周りに他の女子の気配があれば焦りますよね

しかもその中に菊池さんがいますからね

慌てふためくのも全くもって仕方のないことでしょう

 

友崎くんのことをブレーンと呼ぶ割合が増えてますね

「自分だけの友崎の呼び方」として大事に使っているのか、

それとも友崎と呼ぶことがなんだか恥ずかしくて思わずブレーンと呼んでしまっているのか

なんにせよ、いちいち動揺を隠せない弱体化っぷりがとても可愛らしいです

ブレーーーン!!

 

というか最近の友崎くんの行動をみみみ視点で想像すると

めちゃくちゃ胃が痛くなりますね

気が気じゃないでしょうよ

至る所に菊池さんの影が差すとか

 

ということで驚くほどの早業

先手必勝、一撃必殺

死角からの奇襲攻撃です

ずるいです

危うく撃墜されるところでした

 

ここですごいなと思ったのが、水沢によりしっかりと友崎くんの逃げ場をふさいだところです

曖昧な態度の女子と、鈍感ぶる主人公とでなあなあと時間を稼ぐ、ということを許さない強力な展開です

しかもあんな終わり方

続きが気になって感想書いてる時間すらもどかしいです

 

良妻賢母・水沢

いや男だけども

水沢の株が右肩あがりです

なんという気持ちのいいイケメンなんだ

友崎くんトゥンクしちゃってるじゃないですか

菊池さんとの会話のあとで友崎くんの様子のおかしさにただ一人気づくあたりがにくいです

しかも呼び出してまで確認するとかめっちゃ心配してくれてるじゃないですか

彼女かよ、いや彼氏か?

 

それにしても今回ホントにかっこよかったですね

カッコいい男がカッコイイ男の何たるかをカッコよく語っています

あんなに真摯にしかりつけてくれる人間なんてなかなか得難いですよ

僕の心にもグサグサ刺さりました

 

自分の目指すべき目標を定め前進し続けると思いきや、ここでまた自己の内面に向き合う形に

しみついた弱キャラ思考を水沢に叱責され、反省する友崎くん

「自分を卑下する」ってついついやってしまいますよね

 

さてさて、水沢からの教えと叱責から友崎くんがどう成長するか

女の子の前で力強く自信たっぷりに振舞う彼の姿が見れることを期待しています

 

小説と、力強さを見せた菊池さん

1巻から保留になっていた菊池さんの小説を読むという約束がここで絡んでくるとは!

文化祭との絡め方に鳥肌が立ちました

あと音量調整が効かない菊池さん可愛い

 

というかちらっと出た小説の内容自体ものすごく気になります

読んでみたい

 

菊池さんが勇気を出してクラス全体への関わりに足を踏み入れました

前巻から成長の兆しが見えていましたが、今回はかなり大きな前進です

友崎くんの依頼を受けて、という点は前回のたまちゃんの特訓の協力と同じです

しかし、今回はより強く"菊池さん自身の意思"を感じました

手を引かれてではなく、菊池さん自身の歩みで図書室からクラスへの一歩を踏み出しています

 

まだまだ友崎くんを介して、という非常にたどたどしいものではありますが

そんな菊池さんがかわいい

失礼しました

たどたどしくはありますが、配役が決まったあとの様子をみるに、早くも踏み出した成果を感じることができているようです

こういった小さな成功体験の積み重ねが自身につながっていくんですよね

そして自信がつけばより多くのことに挑戦する勇気が出てきます

当然、挑戦し続ける限り失敗もしますが、それこそ葵の言うように、失敗したときこそ経験値が溜まるわけです

頑張れ菊池さん

 

それにしてもいいですね、この友崎くんが菊池さんを守ってあげてる感

きっともう少しすれば自立して菊池さん自身の翼で自由に飛び回れるようになるのだと思いますが、もう少しこの状態を見ていたいです

頼むぞ、友崎くん

 

さて、続きが気になりすぎるのですがどうやら次の6.5巻は一旦メインの進行から外れた短編集のようです

主人公・友崎くんとは別の視点が見れるとのことなので楽しみです